“勉強嫌い”を克服した子の共通点

こんにちは、学び安代表、石川です。

私は塾講師時代に、

勉強嫌いを克服した生徒

を何人も見てきました。

私が担当した生徒でも、

中3の5月に入塾(中2の終わりの内申は17)

→最終内申を24にし、見事公立高校に合格。

という子がいました。

成績が上がった理由は、

本人の努力と講師の指導力と言えば簡単ですが、

ただ一方で、どんなに実力ある講師が教えても、

勉強ができないままの生徒

がいたのも事実です。

では、その差はどこから生じるのでしょうか。

|勉強嫌いを克服した子の共通点とは

実は、勉強嫌いを克服した生徒にはある共通点があります。

それは、

勉強するための“明確な理由”があること

です。

先述の生徒の場合、

『高校へは絶対に進学したい』

という思いを強く持っていました。

強い気持ちがあれば、勉強が嫌でも頑張れます。

誰かが支えてあげれば、尚更です。

反対に、

『勉強なんてやらなくてもなんとかなる』

などという気持ちで塾に通っていた場合、

どんなにわかりやすく授業をしても、勉強しません。

強制的にやらせても、うまく逃れる方法ばかり考えます。

『友達にバカにされて悔しいから』

といった理由でも良いでしょう。

大切なことは、

勉強することに“自分の意志”で納得しているか

これに尽きます。

|塾に入る前にすべき1つの質問

塾にお子様を入れようか検討されているならば、

「なんで勉強しなきゃいけないの?」

と質問してみて下さい。

自分の意志が感じられる意見が返ってこれば、大丈夫です。

もしそうでなければ、十分考えさせるべきだと思います。

なぜなら、意志がなければ成績が伸びない可能性があるからです。

もちろん、塾で「なぜ?」の答えが得られるときもあります。

・先生の授業が面白く勉強が楽しくなった。

・塾に行って頑張らないといけない現実を知った。

というような場合です。

それでも、自分なりに納得するまでに“時間”が必要です。

すなわち、成績が上がるまでに時間がかかることになります。

そこで私としては、まず

親としての意見を伝えておく

のが良いと思います。

その話しをするきっかけとして、

NHKの小学3・4年生対象のこども向け哲学番組

「こどものための哲学」第1話

をお子様と一緒に見るのはオススメです。

ずばりタイトルは、

「なんで勉強しなきゃいけないの?」

(↑クリックするとNHKのサイトに移動します)

|学び安に入って考える「なぜ?」

学び安では、自学支援という学習支援メニューがあります。

その中で、なかなか勉強に身が入らない生徒に対しては、

「なぜ勉強するのか?」

について考える機会を設けています。