愛知県公立高校入試を控える受験生のご家族にとって、合否はもちろんですが、当日無事に受検できるかも気になるところですよね。
入試当日に突然の熱を出してしまったり、乗るはずの電車が止まってしまったり……。
万が一の事態は誰にでも起こり得ます。
そんな不安を解消するために、愛知県教育委員会が定めている「追試験(追検査)」や「特別措置」の手続きをまとめました。
もし当日にトラブルが起きたら?知っておきたい「3つの選択肢」
万が一、お子様の体調が優れない場合は、無理をせず状況に合わせて以下の3つの対応が取れます。
- 保健室で受検する(別室受検)
- 別日の「追検査」を受検する(日を改める)
- 遅刻しても、条件次第で別室受検や追検査が受けられる
それぞれの具体的な手続きを見ていきましょう。
1. 保健室で受検する場合
「少しお腹が痛い」「咳は出るが熱はない」といった、軽微な症状で本人の受検意思がある場合は、試験会場(高校)の保健室などで受検できる可能性があります。
- 対応:
- まずは中学校へ連絡をしてください。中学校から高校へ連絡を入れるべきか、どのような配慮が必要かなどの指示があります。
- ポイント:
- 無理は禁物ですが、別室であれば落ち着いて受けられるケースもあります。
2. 別日の「追検査」を受検する場合
当日「インフルエンザにかかってしまった」「電車が事故などで止まってしまった」といった場合は、後日実施される「追検査」を受けることができます。※注1
今年度の追検査の日程と場所
- 実施日: 令和8年3月3日(火)
- 場所: 第1志望の高等学校
- 内容: 5教科の学力検査(一般選抜と同じ形式)
手続きの流れ
追検査を受けるには、Web出願システムでの申請が必要です。
- 中学校へ連絡: 状況が判明した時点で、すぐに中学校へ連絡します。
- 証明書類をもらう:
- 病気の場合: 医師から診断書を受け取ってください。
- 交通トラブルの場合: 駅の窓口やWebサイトで「遅延証明書」を入手してください。※注2
- Web申請: 保護者がWeb出願システムから「追検査受検申請」を行い、証明書類の画像をアップロードします。
- 中学校の承認: 中学校長がシステム上で確認・承認します。
- 申請期限:入試当日である令和8年2月25日(水) 17時までに完了させる必要があります。
注1: すでに一部の教科を受けた後に体調が悪くなった場合は、「まだ受けていない教科」のみを追検査で受けることになります。
注2: 大規模な遅延の場合、駅員さんが改札付近で配っていることが多いです。配っていない場合は、改札の窓口で「受検なので遅延証明書をください」と伝えて受け取りましょう。また、最近は多くの鉄道会社が、ホームページ上で遅延証明書を発行しています。JR東海と名古屋市交通局は当日から過去30日分、名鉄は当日から過去7日分の遅延証明書を印刷して出すことができます。
3. 急病や交通事故などで「遅刻」した場合
体調不良などで、もし試験開始に間に合わなくても諦めないでください。この場合も、遅刻することが分かった時点で中学校に連絡をしましょう。そして、遅刻する時間によってその後の流れが少し変わります。
- 20分以内の遅刻: 別の検査場で、遅れた分だけ終了時刻を延長して受検させてもらえる場合があります。
- 20分を超える遅刻: 間に合った時限の教科から受検し、受けられなかった教科については「追検査」で受検することができます。
まとめ:保護者が覚えておくべきこと
もし当日、お子様の体調に異変があったら、以下の3ステップを思い出してください。
- まずは中学校へ電話!(勝手に判断せず、学校と連携する)
- 病院で診断書をもらう!(追試験の申請に必須です)
- Webシステムで申請!(スマホやPCから保護者が操作します)
愛知県の入試制度では、体調不良による不利がないよう、追検査の成績も一般の受検生と同等に取り扱われます。「休んだら合格できないかも…」と無理をさせず、お子様の回復を第一に考えて最善の判断をしてあげてください。

