学び安石川です。
2018年10月4日に、アンフォーレで養老孟司先生の講演会があり、参加しました。
これまで多くの学生を指導してきた養老先生、
教育関係の話題も多く、とても勉強になりました。
その中で、読解力と相関のあるものは何かを調査した研究があることを紹介していました。
「読解力の高い人は、読書を多くしている」
「読解力の高い人は、TVを観る時間が少ない」
などは、いかにも相関がありそうですよね。
しかしながら、なんと『どんなものとも相関がみられない』そうなんです!
そこで養老先生は、
読解力は、数値化できないその人の心と深い関係があるという持論をお話しされていました。
そして心を育てるために、子ども達と昆虫採集にでかける活動をしているそうです。
私も、なんとなく思い当たる節があります。
勉強できない子の中には、そもそも勉強しようとしない子がいます。
そういう子に普通に教えようとしても、暖簾に腕押しです。
そんな子には、教える以前にまず「学びたい」という心を育む、という必要を強く感じます。
そして、そんな心を育てるためには、
やはりコミュニケーションは不可欠だなと思います。
一方通行ではなく、双方向のコミュニケーション。
先生と生徒ではなく、人と人としてのコミュニケーション。
というわけで、そういった時間を確保するためにも1対1で指導するスタイルでないと、私にはできない。
改めて、そう感じた次第です。
読解力に必要なもの、それは心です 🙂