学童自学支援という、聞き慣れないコースを作った理由をお知らせします。
それは、『自ら学ぶ子になってほしい』と思うからです。
私は以前、個別指導の講師として小学生に対して、週一回算数の指導をしてきました。
塾で楽しく、わかりやすい授業を展開してうまくいくと、次のような循環になります。
塾の授業で理解する
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学校の授業で「復習」する
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塾の宿題、学校課題で知識を定着させる
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学校のテストで高得点がとれる
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自信になって勉強に対して前向きになる
もちろん、勉強ができない子がそのままでいるより良いことは間違いありません。
しかし、これには3つの問題があります。
一つ目は、「塾ありき」になること。自己解決力を養うことができません。
二つ目は、学校の授業がないがしろになること。塾で予習をしすぎると、学校の授業がどうしてもつまらなくなってしまいます。
最後に、「時間」。学校の授業に塾の授業が加われば、宿題もその分増えます。放課後それをこなすだけの時間を確保しなければこの循環は維持できません。
1日の多くの時間を学校で過ごしています。
「自ら学ぶ子を育てる」ためには、まずは学校での学び方や勉強の仕方を変えるべきだと考えています。
そして小学生の場合、できればそれを週1ペースではなく、平日毎日繰り返し伝えることで、習慣として身につけてもらえると思っています。
学童自学支援を通して目指しているのは、『学校の授業で学んできて、学校の宿題を活かして知識の定着を図り、テストで良い成績を出す』
これを将来的には子ども自らの力だけで実現することです。