「家ではまったく勉強してくれない」
「勉強しなさいと言っても、その時だけで言うことを聞かない」
などのお悩みをお持ちの方は非常に多いです。
これは、様々な原因が考えられますが、
この記事では「環境」が原因で
あなたのお子様が勉強しないケースを見ていきたいと思います。
「環境」という言葉は、
いろいろな意味を含んでいますが、
今回はその中でも特に「場所」という意味で
「環境」という言葉を使いたいと思います。
環境(場所)が原因でお子様が勉強しないのであれば、
逆に言えば、
環境(場所)を整えることでお子様が勉強するようになる
と考えることもできるということです。
あなたのお子様は、
今どんな環境(場所)で勉強していますか?
極端な話をすれば、
家の学習部屋に
スマホやマンガ、ゲーム機、テレビ、パソコンなどが
置かれていたりしたら、
本人の意思に関係なく
集中力が切れてしまうのは
当然と言えるでしょう。
どういうことか、
少し詳しくお話したいと思います。
学び安では、
自習室へ来た生徒のスマホを
職員室でお預かりするようにしています。
お預かりしたスマホは、
職員室にある棚の中に保管してあるのですが、
その棚の中からは
なんと約10分おきにバイブレーションが
鳴り響いてくるのです!
もし学習机の上に
10分おきに鳴るスマホがあったら、
そこで集中して勉強しなさいと言う方が難しいでしょう。
スマホであれば、
勉強時には
「通知を切る」
「電源を切る」
「親に預ける」等の
環境を整える(=集中力を途切れさせない)配慮をし、
勉強のための場所を意図的に作る必要があります。
「塾に行っているけど、成績がなかなか上がらない……」
「家庭教師の先生が来ているときは勉強してるんですけど……」
という相談もよく聞きますが、
根本的には同じ理屈で解決することができます。
塾に行くと、そこには勉強する環境が整っています。
また、家庭教師の先生が来たときも、
先生という存在が隣にいることで、
自宅が(またはスマホがある自室でも)勉強する環境になります。
だからお子様はそこできっと勉強していると思います。
しかし、
塾から帰ってきたり、
家庭教師の先生が帰ってしまったら、
勉強する環境から離れてしまうことになります。
だから
塾に行かない曜日や
家庭教師の先生が来ない日は
当然、お子様も勉強しないわけです。
では、どのような環境にすればよいのでしょうか?
どんな環境だったら、お子様が勉強するのでしょうか?
わたしは、
環境を整えるのに必要な条件は3つあると考えています。
この3つの条件をクリアすれば、
あなたのお子様は塾に行かずとも、
自分から勉強するようになります。
・勉強する時間を決める
・勉強しかできない場所に行く
・勉強している人の近くに行く
実は、
この3つの条件の中で
特に大事な条件があります。
実は3番目が一番大事なんです。
孟母三遷(もうぼさんせん)という言葉があります。
今から約2300年前の中国に、
思想家の孟子(もうし)という人がいましたが、
そのお母さんは、我が子(孟子)を教育するのに、
最適な環境を見つけるまで何度も引っ越しをしたと言われています。
その話が今でも四字熟語(故事成語)として残っているのです。
人間は身近な環境(親や場所)の影響を
強く受けやすい生き物です。
身の回りの環境に配慮すべきだということは、
実は2000年以上も前から
言われていたことだということが分かります。
本当は、
身近にいるお父さん・お母さんが勉強している姿をお子様に見せる、
または、お父さん・お母さんがお子様と一緒に勉強することが
お子様にとっては一番効果が高いのです。
しかし
今の社会情勢から考えると、
お忙しい方が増えているのが現実で、
それも難しくなっているご家庭が多いのではないかと想像します。
そこで、
お忙しいお父さん、お母さんの代わりになる、
勉強するのに最適な環境をわたしたちは作りました。
それが、学び安の「自習室」なのです。
ここには、
上に書いた3つの条件全てを満たす
「環境」が整っています。
一番大事な3つ目の
「勉強している人の近くに行く」という条件も、
他に勉強している仲間と一緒に過ごすことで
満たすことができます。
「家ではまったく勉強してくれない」
「勉強しなさいと言っても、その時だけで言うことを聞かない」
というお悩みをお持ちの方は、
この記事に書いてあることを
是非、ご家庭で一度お試し下さい。
しかし、
それがなかなか難しいという場合、
是非、学び安の自習席に足をお運び下さい。